3月15日、
最新の観測結果に基づき、国内の重力値の基準を40年ぶりに更新されました。
これまでの基準は、国土地理院が1976年に整備した
「日本重力基準網1975(JGSN75)」でしたが、
公開から40年が経過し、地殻変動などによる影響で
実際の重力値との乖離が大きくなったため、
「日本重力基準網2016(JGSN2016)」が15日に公表されました。
良くわかりませんね。
「重さ」は地球の重力の大きさによって変わります。
地球の遠心力は高緯度ほど小さくなるので、
北海道と沖縄では北海道の方が、約0.15%重力が大きくなります。
そうなると、沖縄で1kgの金が、北海道へ持ってい行くと
約1g重くなります。お得ですよね。
これでは、社会が混乱するので、どこで重さを量っても同じになるよう
秤を校正しているそうです。
今回の改定で、最大-1×10-5%(-0.1mGal)の変化があるそうです。
私たちの体重が60kgとすると、ヤブ蚊数匹分の約0.006g軽くなるそうです。
ほとんど変わりませんね<`ヘ´>
我々に関係する分野では、全国の重力分布や活断層などの地下構造を調べる
際の基準として使われています。
詳細は、下記のアドレスで調べてみてください。
■国土地理院 報道発表
http://www.gsi.go.jp/buturisokuchi/gravity_JGSN2016.html