2017年9月14日木曜日

『スマートフォンサム』って、ご存知ですか???

13日のNHKガッテン!で放送された新・現代病!世界に広がる謎の傷みご覧になりましたか?
結論、スマホやパソコンの使い過ぎが原因で、腱鞘炎になったり、手首の傷みを訴える人が、今、世界中で急増しているそうです。
昔は、ピアニストや美容師さんに多い病気でしたが、アメリカで名づけられて「スマートフォンサム」、名前のとおり、「スマホ」-「親指」で、親指が原因となっていて、画面上で親指を使い指を滑らせたりはじいたりする操作「フリック」がよくないんだそうです。

なぜ手首の痛みに親指が関係しているかと言うと、人間が進化の過程で親指が進化して物をつかみ、道具を使えるようになったことが関係し、これは親指の付け根のあたりにある筋肉のおかげだそうです。その筋肉が腱を引っ張ることで親指が曲がり、人間はものをつかむことができるようになったとのこと。逆に、つかんだものを離すときには手首の下の筋肉を使います。この筋肉はつかむときに使う筋肉に比べて必要性が低かったため、弱くできていて、このはなす動作を繰り返すうちに、腱をまとめている鞘の部分に炎症が起きるとのことでした。また、この鞘が二つに分かれている人がいるそうで、この方が腱鞘炎になりやすいそうです。
さて、予防法は、
(1)スマホ操作は、親指を使わず、人差し指でする。
(2)パソコンは、手首の下にタオルを丸めてクッションにしてキーボードを操作する。
(3)必要以上に、親指を広げたり縮めたりしない。
腱鞘炎が進んでいるか?のチェックは、
 親指を中にして手をにぎり、小指側に曲げた時に痛みのある人は要注意だそうです。整形外科の受診をお勧めします。

追伸:キーボードを打つのに、腱鞘炎防止用の低反発マットを買ってしまいました。