2018年12月19日水曜日

平成30年度 農業農村整備事業人づくり研修(ため池)

18日、大分県西部振興局において、大分県農林水産部工事技術管理室主催で『農業農村整備事業人づくり研修(ため池)』が行われ、この研修会に弊社から調査部の社員が参加しました。
研修では、日田市東有田上諸留町の「日向野ため池」の改修工事において、従来、盛土締固め管理で行う現場密度試験や現場含水比測定を『作業員不足の軽減』、『時間の効率化』を目的に、RI計器を利用して盛土締固め管理を実施した結果が報告されました。また、現場研修も行われました。
その結果は、なんと90%以上の時間短縮ができたそうです。
さらに、プレキャスト底樋管を使用することで、通常のヒューム管設置の半分程度の日数で施工できるとのことです。ただし、デメリットが「製品の単価が高い」、「発注生産である」とのことでした。
この試みは、政府が進める『働き方改革』につながります。とくに現場代理人が残業で行っている盛土の締固め管理がかなり軽減されますね。

室内研修状況

現場研修状況

RI計器
準備作業

RI計器設置状況
追伸:RI計器で測定された異常値の扱いが問題となります。
   現場透水試験は12時間、これは短縮できませんね。
   現場での段取りが決め手ですね。