アメリカで4,840人の40歳以上の成人を対象に加速度計(歩数や活動強度測定)を腰につけてもらい調査した結果、平均10.1年の追跡期間中に、1,165人が死亡し、うち406人が心血管疾患(脳卒中や心筋梗塞など)による死亡で、283人は癌による死亡でした。この結果から歩数・歩行強度と死亡リスクの関係を分析し、添付した写真の結果が得られたそうです。
1日の歩数が4,000歩の人を参照群とすると、2,000歩の人の総死亡リスクは高く、6,000歩から1万6,000歩までの人の死亡リスクは低くなっていました。8,000歩では半減しています。
なお、歩行強度と死亡リスクとの関係は見いだせなかったそうです。
日本でも1日の歩数が8,000歩以上の人は病気にかかるリスクが低減する研究発表があります。また、厚労省は、1日当たり男性で9,000歩以上、女性で8,500歩以上を推奨しています。
皆さん、コロナ禍で、さらに運動不足となっていますので、毎日、最低8,000歩目指して努力してみてはどうですか?