7月から8月にかけて、建設業の熱中症による死傷者数は最多であり、年間発生数の8割以上がこの時期に集中しています。また、労働安全衛生規則の改正に伴い、現場での熱中症対策は事業主の法的義務となっています。
したがって、7月に特に留意すべき健康情報と擬態的な対策は次のとおりです。
🌞 熱中症対策の徹底
WBGT値(暑さ指数)の測定:
現場ごとに数値を測定し、基準値を超えた場合は作業を中断または休憩を延長する。
定期的な水分・塩分補給: 自覚症状がなくても、15〜20分ごとにコップ1杯の水分と塩分を摂取させる。
適切な休憩の確保:
日陰やエアコンの効いた休憩所を確保し、こまめに体を休められる環境を整える。
服装の工夫: ファン付き作業着(空調服)の着用や、通気性の良い作業衣の選定を推奨する。
💧 衛生管理とその他の健康リスク
食中毒の防止: 気温が高いため、弁当などの食品は放置せず、冷蔵保管や保冷剤の使用を徹底する。
睡眠不足・深酒の防止: 体調不良の多くは前夜の過ごし方に起因するため、十分な睡眠をとるよう指導する。
冷房病予防の工夫:外気との温度差を「5〜7度以内」に抑える。カーディガンやひざ掛けで冷えから体を守る。シャワーで済ませず、ぬるめのお湯に浸かって体を温める。
食欲低下防止の工夫(夏バテ):冷たいものの過剰摂取を避ける。豚肉・鰻・夏野菜などビタミンB1やミネラルが豊富な食材を摂る。
📋 とくに現場における朝礼・巡視でのチェックポイント
顔色の確認: 朝礼時に作業員の顔色や、声のハリに異常がないか相互に確認する。
声かけの実施:
「体調は悪くないか」「夜は眠れたか」など、具体的な声かけで初期症状を見逃さない。
持病の把握:
高血圧や糖尿病などの持病がある作業員は熱中症リスクが高いため、特に注意して見守る。