2010年2月16日火曜日

3Dスキャンデータのしくみ

どーも3D素人のrokkuです。

かなりさぼり気味で...久しぶのUPです(汗)

今日は「3次元レーザースキャナーのしくみ」で、長所・短所について簡単に説明します。

��次元レーザースキャナーは、機械から目標物にレーザーを発射して...(以下省略。『3次元レーザースキャナーとは その2』参照)...目標物の3次元座標を取得します。
そして、取得したデータは無数の点の集まりです。その1点1点は、3次元座標値(X,Y,Z)と反射強度の情報を取得しています。
先日の動画を作成した現場で使用した機器では、上記の情報以外に色の情報も取得します。
この色は、レーザースキャナーが対象物から取得するのではなくレーザースキャナーがデータをスキャニングをする前にあらかじめCCDカメラで撮影した画像をソフトウェア上で合成することで色の情報を得ています。

3次元レーザースキャニングの長所
  1.コスト削減・工期短縮  高密度な3次元の座標データが広範囲を容易に得られます(低コスト化、計測期間短縮)。
  2.リスク低減・安全性向上 人が容易に立ち入ること又触れることが出来ない箇所のデータも取得できます。
  3.品質向上        取得したデータをあらゆる角度から見ることが出来、自由に加工できます。


 3次元レーザースキャニングの短所
  1.レーザーを反射しないものからはデータを取得できません。
  2.大容量な点群データなのでそれをモデリング(点データから面・線データへ変換)するのに時間がかかります。
  3.狭い場所・複雑に入り組んだ場所など、機械を何回も移動して計測が必要になる場合時間がかかる。


その他、現場毎に長所・短所があると思います。


今後、少しずつ3次元計測についてUPしていきます。

P.S 正月早々より、サブロー君(レーザースキャナー:GX)活躍しております。